古いアルバムを眺めた時

いつの間にか　笑顔になっていたことはありませんか

卒業アルバムを開いた時

過ぎし日の記憶が　よみがえったことはありませんか

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写真を取り巻く環境は大きく変わりつつあります

誰の手も借りずに　証明写真を撮ることができます

誰もが手軽に　ボタンひとつできれいな画像を撮れます

そして簡単に加工し　発信することができます

だからこそ私は自分に問いかけます

「この時代に　写真館が担う役割とは何なのだろう」　と

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ボタン操作ひとつでも　確かにその時見えるものは写ります

でも本物の写真には　もっと不思議な力があります

家族写真には　ご家族の皆さんを元気にする力があります

小さなお子さんの写真には　見守る親御さんの愛情まで写っています

目には見えないものまで保存するから　写真は一生の宝なのです

私は思うのです

写真館の役割とは 人生の大切な節目に立ち会わせていただくことだと

　人と人との縁を結ぶ　最初の大切な一歩

　二度とない日を　記憶にとどめるための一枚

　成長していく家族の　今この瞬間の姿

撮られる方の中にある一番の魅力を引き出して そして残していくこと

　初めて見た方が　この人に会ってみたい　と思うような

　いつの日かアルバムを開いた時に　思わず笑顔になれるような

そんな写真を　プロの確かな技術と真心で　撮影していく

変わりゆく時代の中で　変わらない役目を果たしていく

その思いをかみしめながら　私は今日も撮影をしています

小林徹也